2.織 り ゴ ム
ゴムヒモ、ゴム紐、ゴムひも

  あまりに、多くの種類があるため、代表的なものだけ紹介します。
 
ご注意ください! 30m(23m)の巻きのなかには生産上やむを得ず “繋ぎ目”・“途切れ” が発生する場合がございます。1〜2カ所程度の繋ぎ目途切れは不良としては扱えません事をご了承下さいませ。
尚、巾が広いほど繋ぎ目・途切れの割合は多くなります。

[A] 平織りゴム(タック)
主要ラインナップ
 エステル 15mm・18mm・20mm・25mm 30m巻き・折りたたみ箱入り
 エステル−ポリウレタン 13mm・15mm 30m巻き
 他

 一番基本的な織り方の織りゴムです。
 簡単に言うと、縦糸と、横糸が交互に重ね織られています。
 見た目が荒いので、見える部分にはあまり使われおらず、主にインナーに使われます。
 単価も安く、もっとも生産量の多い織りゴムです。
 通常は、ゴムを使っていますが、耐久性を持たせるために、ポリウレタンを使用したものもあります。
 12〜50mmぐらいまで、たいてい在庫があります。  
[B] 博多織りゴム(上タック)
主要ラインナップ
 エステル(白・黒) 10〜50mm(5mm刻み) 30m巻き
 エステル−ポリウレタン(白・黒) 15〜50mm(5mm刻み)・60mm
 エステル−ポリウレタン(色物) サイズ用問い合わせ 30m巻き
 靴用幅広別注(サイズ・色 任意指定可) 30m巻き・23m巻き
 他

 上記の平織りゴムの、糸の横密度が高くなったものです。
 平織りが、縦横交互なのに対し、横糸を2回織ってから、縦糸が1回交差させるという作成方法になります。平織りゴムとともに数多く使われている織りゴムです。
 平織りより、若干見た目が綺麗に仕上がっていますので、そのまま剥き出しでしようすることもあります。
 このゴムひもも、ポリウレタン使用の高耐久タイプもあります。
 20〜50mmぐらいまで、たいてい在庫があります。
[C]ジャガードゴム




主要ラインナップ
 すべて別注となります。基本は3000m〜ですが、ご相談に乗ります。

 このゴムは、糸によって任意の柄やロゴを織り込んで作成します。
 代表的な使用用途は、サスペンダーの本体や、ゴーグルのゴム部、トランクス・ショーツ・タイツのウエスト部などに使われているのを見ることができます。
 ホントはたくさんのサンプル写真を載せたいのですが、各メーカーオリジナルのロゴやキャラクター・柄が織り込まれているので、掲載できません。
 ジャガード部分の縦糸の多さは、製作する機械によって決まってきます。糸数が多いほど、同じ色数なら緻密なものができます。ジャガード部分の糸数は巾、色数、密度などで変わってきます。簡単なミニジャガードから縦糸(柄部分)が500本を超える超高密度なものまでさまざまです。
 また、柄だけでなく、凸凹の含まれる立体的なものも作成できます。
 同じ糸本数なら、色数が少ないほど柄が緻密になります。
ジャガードゴムを作成するには、最初に必ず型を起こさねばなりません。型代は巾や、密度、繰り返しの長さによりかわってきます。型は従来機のパンチカード、コンピュータ機のプログラムとなりますが、ともに熟練の専門家しか出来ない難しいものです。
 ジャガードゴムは、たとえひとつの柄でも、さまざまな方法があり、その都度ご相談ください。近いうちにジャガードゴムだけを詳しく説明するページを作成したいとおもいます。
[D]マイクロテープ






主要ラインナップ
 Wタイプ(2つ折)  6・8・10・12・15mm(開くと倍の巾になる)
 シングルタイプ   5・8・10・16・22mm
 シングルタイプ(折れ筋入り) 10・12・15・20・24mm
 生成・白・黒・染色も可能です。(単位・染色ロット等は要問い合わせ)
 ツヤありタイプ、柄、ピコ付き等も有ります。


 主に縁巻きに使用する商品ですが、衣料品の多様化・高級化に伴いさまざまな部位にしようされるようになった商品。非常に細いナイロン糸と、ポリウレタンによって織られています。その為、織りゴムとしてはとても薄く表面も滑らかです。
 縁巻き用に、センターに折れ筋が入っているものが主流でありますが、入ってないものや、小さなフリルがついたもの、パイプ状になっているもの(主にブラに使い、セルボーン等型崩れ防止の芯を入れるのに使用)、マイクロパイピング(縫製部に挿入して飾る商品)などがあります。
  また最近では、左写真下のような片側にラメ糸を入れてあるものがよく使われている商品となっています。
 糸がかなり細いため、生産効率が悪く、その上ポリウレタン使用なので、価格は他のゴムに比べ高価となってしまいます。
 基本は後染め用の生成りであります、染色・晒(白)・生成セットもできます。そのままで使用するとナイロン糸の生成のため、黄変します。
[E]その他ゴム
       −上記に掲載しきれなかった商品の一部を紹介します−

アンダーバストゴム … 主に女性用スポーツウエアの胸パットをの下側に使用したりします(
左画像上は13-3351片側ピコ付きのベージュ13mm)。片面にウーリを浮かして、肌触りをよくしています。両ピコ・ピコなし・サイズは要問い合わせ。基本的にはナイロン後染め用生成です。肌に触れるような所に適。
肩ひも … ブラの肩ひも専用のゴム。伸びが少なく特殊な商品。
サポーター用 … 幅が広いく、引きの強いものが多い。シャトル織機により生産している商品も多い。横糸にナイロンモノフィラ(テグス)を使用して、通気をよくした商品もあります。
サスペンダー用 … 厚みのある引きの強いゴム。文字入りはジャガードになり別注です。表面も綺麗な商品。代表的な物に、四回博多(マンボ等)、両面ウーリ、綾織り等があり、色物の流通商品(在庫品)も多い。サスペンダー以外にも様々な所に使われています。
靴用(胛ゴム) … 幅広のしっかりした商品。博多・丸編み・ムシロ等々で、商品によっては、別注色・幅を小ロット生産することも可能。端(耳)がほどけにくい工夫をしてあ商品もあり。
滑り止め
左画像下)… スラックスやスカートのウエストの内側や、サイクルパンツの足ぐり等に使われているゴムベルト。通常はスパンデックス数本を浮かして滑り止め効果得ている。
マジックテープ(ループ)…ストッキング止めに代表される、マジックテープのループ(メス)対応ゴムひも。フックの引っかけに対応するために、メルト糸(東レ・エルダー等)でループが引きつれない様に内部で融解接着してある。フック側(オス)のゴムひもは作れない。流通品あります。

  **** まだまだ、ありますので順次随時追加していきます ****

織りゴムの構造

→画像
 簡単に説明すると長さ方向の縦糸(経糸)と糸ゴムに横糸を織り込んで作ってあります。
 ほとんどの織りゴムは、片側から横糸を入れ逆側で前に入れた横糸の端を引っかけてあります(ニードル織機)。その為、縦方向の後の側から横糸を引っ張ると簡単に解けていきます。逆側(頭側)からは横糸は抜けません。
縫製時には、必ず端はミシンで縫いつけておくのはその為です。
 幅が広く(200mm以上等)ニードルが逆側に届かない場合や、縦方向や斜めにカットして引っかけてある側を端として使用する場合等は、昔の機織りの様にシャトルをとばして織る方法もあります。ただし、作業効率が非常に悪いので(上記ニードル織機に比べ)かなり単価の高い商品になります。